「Sound-Art.tech」は、サウンド・アートに関する情報を集積し、発信していくメディアです。フリーライターの山崎が運営しています。
サウンド・アートは、さまざまなジャンルと交錯しているために情報が散乱しており、世界的なサウンド・アーティストの展示・公演であっても、各分野の領域外とみなされ、美術や音楽の専門メディアでは取り上げられない状況が見受けられます。
一方、昨今の視覚偏重主義への反省から、サウンド・アートはじめ、嗅覚や触覚に焦点をあてたアート作品が展示されるようになってきました。しかし、展覧会の主題となる例は少なく、芸術祭や大規模な展示(ときには音楽祭)の中の一作品となっており、気づいたらせっかくの機会を見逃していた、ということが多々あるでしょう。
そういったサウンド・アート関連の情報をキャッチアップしていただくことを目標に、ゆるく広くサウンド・アートに関心のある方に向けて、ジャンルの狭間にある展示・公演ニュース、アーティスト情報、インタビュー記事などを、着実に発信していければと思っています。
とはいえ、そもそも「サウンド・アート」という言葉が、曖昧で伝わりづらい言葉だと思います。音の芸術なのか、音を用いた芸術なのか、音についての芸術なのか。また、音楽、実験音楽、現代音楽、メディア・アート、フィールド・レコーディング、サウンド・インスタレーションなど、周辺のジャンルや作品形態との境界も曖昧です。このあたりは、記事を作りながら読者の方々と考えていければと考えています。
また、インタビュー記事などがたまってきた段階で、書籍の出版なども検討しています。末長く応援いただけますと幸いです。
「Sound-Art.tech」運営者:山崎