アイルランドの作曲家/サウンド・アーティスト、ジェラルド・ゴームリーは、「Being Strangers」名義で最新アルバムをリリース。現在、音源配信サービスBandcanpにて購入することができる。今回のアルバム「Concrete Dreams of Sound」は建築物にフォーカスをあてており、コンクリートの音響を記録したものとなっている。

ゴームリーが着目したのは、ロンドンの複合施設バービカン・センター。

彼は、この地での、空気振動(空気中の音、反響音、共鳴音)、構造物の振動(バービカン・センターのコンクリート、壁、床、表面を通しての振動を記録)、複合施設周辺の池や水場での水中録音、さらに階段、廊下、路地、エレベーターシャフト、地下室など、敷地内のあらゆる場所での音や振動の録音を行った。

さらに、その音源を記録された場所でもう一度再生するというプロセスを経て作品としている。

このアルバムは、建築のための音楽であり、私たちに音楽と建築との境界線を考えさせる。

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https://thequietus.com/quietus-reviews/being-strangers-concrete-dreams-of-sound-review